2008年10月20日月曜日

オグリ厳選。お勧めアフリカンMUSIC vol.1

今日はSTAND UP! ということで。



SEGWAY上でやってしまいました。


さてさて今回はケニアで発見。
最近クラブをにぎわすビートをご紹介



ナイジェリアの双子(たぶん)アーティストの P Square。
曲名は DO ME 。

普通にPVも音楽カッコいい。
ドゥーミー♪ ドゥーミー♪ と口ずさんでいるところ



P Square の No One Like you も素敵。

ぜひ Youtube で P Square を検索で。


次はこちら。
5年間にわたり、オグリのランキング1位に輝き続けている最高にハッピーな曲



Miseter Googs & Vinnie Banton の Githurai。

"Come together, We can do this together..♪"
の一節もついつい歌っている私で。

Mr. Googs の高くて、ちっと粘り気のある歌声と、
Vinnie Banton の野太い声の絡み合いたまんねー。
Fuckin Nice


そしてこの辺。
2005年にケニア・ウガンダを再訪したときに
はやりにはやっていた



Kleptomaniax の Swing 。

スウィーン♪ スゥィーン♪ て耳から離れないでしょ?


そして今年2008年ケニアで
流れに流れていたのはこの曲



Mejja の "Jana Kulienda Aje?"
アージィェー♪


女性アーティストから




Amaniの Missing My Baby
素敵な歌声。

最近の音楽は、PVもサウンドもだいぶ洗練されてきたもんだと。


本日最後。
なんといってもコンゴの音楽リンガラは素晴らしいということで。



Koffi Olomide の Ultimatum
リンガラはもうこの踊りとリズムが、まじイケイケです。
音楽だけ聴いていると、全部同じ音楽に聞こえてくるので
映像を見ながら楽しむのがいいかと。
でも映像でも、みんな同じ踊りしてるからわかんないか。。

2008年10月17日金曜日

ケニアから帰国して久しぶりに学生復帰

ブログの更新が滞ることはよくあるものの、
ケニア行きを宣言してからその後更新停滞は頂けない。




ケニア滞在から無事帰国。


今回当初予定していた南スーダンには行けなかったものの、
いつもどおりいろんな出来事に遭遇し、いろんな人に出会い、
会いたかった人に再会できたり、できなかったり、
充実した日々を送ることができたかと。

気持ちもすっきりさっぱり、お腹は少しぽっちゃりして、
これから半年、7年間の大学生活に終止符を打つべく、
卒業レベルに達せられるよう、経験値稼ぎに励む毎日。

卒論というダンジョンは、地下何階まで続くのかわからないけれど、
わずかな燃えるタイマツ片手に入場はできたように感じるので、
少しづつ攻略していこうかと。

ちんたら進むと時間切れゲームオーバーでギャグにもならんので、
常にダッシュボタンを押し続けるイメージで。

<ご連絡>

①新聞
10月4日(土)の朝日新聞夕刊2面ぴーぷる欄でオグリを紹介して頂きました。
HIV検査/情報センター(VCTセンター)の除幕式のタイミング。
今までの掲載の中では一番うれしかったかも。

②ネットで記事連載中
イミオでのインターン中からお世話になっている会社のサイトにて、
アフリカに関して全4回の連載執筆中。
なんだかんだでいつもドキドキ緊張しながら書いているので
忌憚のないご意見ご感想お待ちしております。
批判なども大歓迎。
http://www.dreamvision.co.jp/b0000/b7900200810/b7979/0122.html

2008年9月19日金曜日

VCTセンター除幕式

5年前はただの紙でしかありませんでした。

2003年にはじめて取り組んで以来、
ついにこの時がやってきました。

紙に書かれていたものが、
大きな建物となって第二のホーム、ナンバレに完成します。

今日は除幕式。
記念植樹してくるぜい

2008年9月16日火曜日

ハローフロムケニア

久しぶりぶりの更新

ネットにつないだところ、
スーパーリーマンブラザーズが経営破たんしたって。
大変びっくりびっくり。
世界のあちこちで音をたてて歯車が狂い始めているような気が。

今首都ナイロビより、バスで9時間かけて
小栗のセカンドホームブシアに到着したところ。

その車中で読んだのが、
「ルポ 貧困大国アメリカ」 堤未果著

ぜひ一読をおススメします。

ハローフロムケニア

久しぶりぶりの更新

ネットにつないだところ、
スーパーリーマンブラザーズが経営破たんしたって。
大変びっくりびっくり。
世界のあちこちで音をたてて歯車が狂い始めているような気が。

今首都ナイロビより、バスで9時間かけて
小栗のセカンドホームブシアに到着したところ。

その車中で読んだのが、
「ルポ 貧困大国アメリカ」 堤未果著

ぜひ一読をおススメします。

2008年9月11日木曜日

いざ。アフリカへ

9月11日より30日まで、

アフリカ・ケニアに行ってきます!

もりもろとやりたいことがありますし、
いろいろこのブログを通じて発信予定。

ケニアは2年ぶりでわくわく。

2008年8月6日水曜日

映画『約束の旅路』のリアリティ-難民って何だ

だいぶ前に約束の旅路を見た。




1984年、スーダンの難民キャンプ。ユダヤ教エチオピア人はイスラエルへ移住できると聞いた母親は、9歳の息子の命を守るためにユダヤ教だと偽らせ、息子だけがイスラエルへ渡ることに。シェロモというイスラエル名をもらった少年はフランス系ユダヤ人夫婦のもとに引き取られる。養父母はシェロモに惜しみない愛を注ぐが、シェロモは偽りの身分に思い悩む。やがて成長したシェロモ(シラク・M・サバハ)は難民の命を救う医師を目指すが…。イスラエル政府の主導で敢行された“モーセ作戦”の史実をもとに、ラデュ・ミヘイレアニュが描いた“人間愛”のドラマ。ベルリン映画祭でパノラマ部門観客賞を受賞した。



個人的には、最後の展開が急すぎるようにも感じたが、
全体的にとてもいい映画だと。

んでさっきニュースからこんな記事を発見。↓

clipped from news.bbc.co.uk


Israel receives 'last Ethiopians'

Israel says it has carried out its last major airlift of Ethiopian Jews, ending a 30-year immigration scheme that has seen some 100,000 move there.
Ethiopian Jews pray in Addis Ababa. File photo


The Jewish Agency, which manages immigration to Israel, said the 65 flown from Addis Ababa were the last eligible under a quota imposed in 2003.

 blog it


つまるところ、エチオピアに住むユダヤ教徒のイスラエルの移住政策が
ようやく最近になって終止符をうったという話。
さらにいまだに、Falash Mura(ファラシャ・ムラ)という、正統ユダヤ教の
系譜をもちながらも、19世紀にキリスト教への改宗を強いられたために
イスラエルの移住を認められない人々の存在にも言及されている。

実はこの映画、UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)がバックアップする形で
様々なキャンペーンが展開された。↓




最初なぜこの映画に? UNHCRがという疑問が一部あり、
そのままにしていたけど、何かヒント的なものを感じたような感じないような。

1951年難民条約の第1条で、難民とは「人種、宗教、国籍もしくは特定の社会的集団の構成員であることまたは政治的意見を理由に迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有するために、国籍国の外にいる者であって、その国籍国の保護を受けられない者またはそのような恐怖を有するためにその国籍国の保護を受けることを望まない者」と定義されています。(UNHCRウェブサイト「難民条約とは」より抜粋)


ここを原点にすると、

-エチオピアにおいてユダヤ教徒が、宗教を理由に迫害を受けるおそれがあった。
-イスラエル移住は、その意味でイスラエルによる難民受け入れと見られている。

もしくは、
-イスラエルへの移住を求めた人々の中で、認められずエチオピアに留まっている人々が、
 国家の庇護から外れた「社会的に不利な」状態にあり、それが難民と同様の状況にある

そんな観点から考えることができるかもしれない。
もう少し深く考えないとわかんないや。まだ中途半端でごぜーます

2008年8月1日金曜日

私の個人主義-夏目漱石をちら見

夏目漱石の講演録「私の個人主義」を読む。

著作権切れとかで、今じゃウェブで入手できる。

すごい好き。
「ですよねー」って言いたくなること多し。
自由って何ですか、とか、力ってなんでしょうってのを
とてもわかりやすい表現で目の前に差し出してくれる。

とりあえず↓の曲がマジカルバナナ的に頭に浮かんできた。



Create Our History by Luciano, Bob Andy & Jr Kelly

歌詞は↓

CREATE OUR HISTORY
recorded by Bob Andy & Luciano
(7” and CD single on Altafaan)

composed by Keith Anderson © Andisongs/ Boris Silvera/ Anthony Senior
(please note: the writer credit for McClymont on the 7” is an error, and has now been corrected).

Bob says it’s your choice if you want to understand the first line to be
As far as “the I”s can see …

As far as the eyes can see, my people we all are free
Free as we want to be, creating our history
As far as the eyes can see, my people we all are free
Free as we want to be, creating our history

Freedom is a state of mind we all can cultivate
Should we attempt, we just might find
We can destroy all hate

We shouldn’t use our freedom for enslaving another being
Whatever station you are, this light you should be seeing

What kind of mind that has the need to rape and steal and murder
Whoever planted such a seed must not propagate any further

(chorus)

Why should a person want to quarrel, cussing both day and night
A lot of noise from empty barrels, they need to see the light

Freedom should never be a right to do the wrong
And if we really were as free, there wouldn’t be this song

Freedom much like power is usually abused
Those who live in their high towers, the lesser ones accused

Of making daily life so rough, they hold the reins so tight
My God we never had enough
Among ourselves we fight

(chorus)

Anyone allowed to vote, that is a kind of freedom
On a very serious note, exercise your choice with wisdom

“Freedom is a must” I hear some people shout
When we behave so unjust, then freedom is in doubt

Freedom is always on the move, reaching for higher heights
But we must constantly improve in order to win these fights

(chorus)

2008年7月16日水曜日

スーダン・ダルフール第二弾(中国)

昨日のポストの後、
映像が落ちていないかと探してみる。
まずは記事を。

clipped from www.jiji.com

中国、国連の武器禁輸破りスーダンに軍用機器供与=BBC報道

【ロンドン13日AFP=時事】英BBCは13日、中国がスーダンに対する国連の武器禁輸を破り、軍用機器を供与し、中国製戦闘機のパイロットを養成していることが同社記者の調べで分かったと報じた。BBCは2つの信頼できる筋の話として、中国が中国製ファンタン戦闘機の操縦訓練をパイロットに実施しているほか、スーダンが2年前に「K8」訓練機数機を輸入したと伝えた。(写真はダルフールのエルファシェル郊外にある避難民キャンプで、「メイド・イン・チャイナ」と記されたおもちゃの拳銃を持つ少年、2007年撮影)
 BBCによると、同社は先月、南ダルフールのニャラの空港に駐機するこれら飛行機の衛星写真を入手した。これら飛行機は2003年にスーダンに供与されたとされていた。同国に対する国連の武器禁輸は05年3月に実施された。BBCは、この戦闘機が2月に任務でニャラから発進していたことを突き止めたとしている。中国は同報道についてコメントするのを拒んだとBBCは伝えている。この報道は14日夜、放送される。
 またBBC記者は、中国の東風汽車公司(ドンフェン)の軍用トラック1台がダルフールの反政府勢力の手に渡っていることを突き止めた。目撃者の話では、このトラックは昨年12月にスーダン政府軍から奪ったものという。反政府勢力はBBCのカメラを使用して、もう一台のトラックをフィルムに収めている。これら2台のトラックには高射砲が備え付けてあり、このうちの一つは中国製という。
 BBCによれば、両トラックは製造番号から、05年の武器禁輸後にスーダンに送られたと国連が追跡調査した212台の東風汽車のトラックの一部だと判明した。高射砲はスーダン到着後に設置されたという。
〔AFP=時事〕(2008/07/14-09:18)
 blog it


下は日本語で翻訳されているもの。



んでこれがそのBBCの特集
(30分と長いので3つに分割)





なぜこの時期なのか。わからん。
また中国の反論も掲載
clipped from www.jiji.com

BBCのスーダン報道は偏向=中国の劉特使が反論

【北京15日AFP=時事】15日付の中国英字紙チャイナ・デーリーは、中国がスーダンに対する国連の武器禁輸を破っているとの英BBCの報道について、同報道は偏向しているとする中国の劉貴今・ダルフール担当特使のコメントを掲載した。同特使はその中で、「スーダンへの中国の武器売却は小規模にすぎず、この軍用機器の取引がダルフール紛争を激化させてはいない」と論じている。(写真はスーダンの首都ハルツームで、売りに出された胡錦濤・中国国家主席とアラブ首長国連邦の故ザイド大統領の絵の前を通る女性、6月22日撮影)
 劉特使は「この報道番組は非常に偏向している」と指摘するとともに、「中国の武器売却は極めて小規模で、主権を持たない組織に売却されることはない。われわれは厳格な最終ユーザーの証明書を所有している」と述べた。
 BBCは14日、中国がスーダンに軍用機器を供与し、パイロットに中国製戦闘機の操縦訓練をして、国連の武器禁輸を破っているとする報道番組を放送した。BBCは2つの信頼できる筋の話として、中国がパイロットに中国製ファンタン戦闘機の操縦訓練をしているほか、スーダンが2年前に「K8」訓練機数機を輸入したと伝えた。さらに、中国の東風汽車公司の軍用トラック1台がダルフールの反政府勢力の手に渡っていることを突き止めたとしている。目撃者の証言によると、このトラックは昨年12月にスーダン政府軍から奪ったものという。
 同紙によれば、劉特使は、ダルフールで撮った中国トラックの写真数枚を使って、中国がダルフール紛争を激化させていると非難することはできないと反論している。
〔AFP=時事〕(2008/07/15-14:51)
 blog it



参考記事:米国は「米アフリカ軍」を創設、日本はアフリカ援助を2倍増──アフリカを舞台に新帝国主義戦争が始まった
円借款で肥え太った中国が「ひもつき援助」でアフリカの資源と市場を支配する

2008年7月14日月曜日

スーダン問題。(びっくりニュースが多かったので連投)

ついにこれが出た。
どう展開するのか。

clipped from www.afpbb.com

中国がスーダンに軍事支援、国連措置に違反 BBCが証拠入手

  • 2008年07月14日 11:44 発信地:ロンドン/英国
  • 【7月14日 AFP】英国放送協会(BBC)は13日、中国が国連(UN)の対スーダン武器禁輸措置に反して軍事支援を行っている証拠を入手したと報じた。



     BBC取材班が匿名の2つの情報筋から得た情報として、中国が同国製戦闘機「ファンタン(Fantan)」のパイロット訓練を行っているほか、パイロット訓練用機「K8」をスーダンに輸出していたとしている。



     K8は国連によるスーダン制裁が科される2年前の2003年に輸出されたとみられるが、BBCは前月撮影された写真として、ダルフール(Darfur)地方南部ニャラ(Nyala)の飛行場に同機が配備されている衛星写真を入手したという。また、この戦闘機が2月に軍事作戦のためニャラを発進したことも確認したとしている。



     BBCはさらに、ダルフールの反政府勢力が中国製軍用トラック「東風(Dong Feng)」2台を所有していることを確認。12月に政府軍から奪われたものだとの目撃証言を伝えた。2台のトラックにはスーダン到着後に対空砲が備え付けられ、うち1つは中国製だという。



     BBCによると、中国側はこの件についてのコメントを拒んだ。詳細は14日夜の番組で放映される。



     BBCはまた、取材班が取りまとめた情報について、国連のダルフール問題調査チームが関心を示していることを明らかにした。


    中国はスーダンにとって最大の石油輸出国であり、重要な投資国となっているが、ダルフール紛争終結に向けたスーダン政府への働きかけが十分でないとして、国際社会から繰り返し非難されている。(c)AFP
     blog it


    中国が国選制裁破りでスーダン支援=英BBC

     英BBC放送(電子版)は13日、内戦で大規模な虐殺が行われているスーダン西部のダルフール地区に対し、中国が軍事支援を行った証拠が初めて見つかったと報じた。

     BBCのドキュメンタリー番組『パノラマ』は、ダルフール地区西部の砂漠地域で、中国が提供した軍用トラック「東風」2台の撮影に成功した。このトラックは中国が2005年にスーダン国防省に輸出したトラック212台の一部だった。東風にはスーダン国内で対空砲が搭載された後、ダルフールでの虐殺行為を主導している親政府のアラブ系民兵組織「ジャンジャウィード」に引き渡され、昨年12月のダルフール地区西部のシルバ村における住民虐殺に使用されたという。 BBCはまた、中国がダルフール地区で中国製のA5ファンタン戦闘機の操縦士を訓練していると報じた。

     中国の武器輸出や操縦士訓練は、ダルフール地区への武器禁輸を規定した国連の措置に批判しているという。国連安全保障理事会は04年7月、ダルフール地区の内戦当事者に一切に武器供給や軍事的支援を禁止することを決議している。

    崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者

     blog it



    またもうひとつ衝撃。


    clipped from sankei.jp.msn.com
    国際刑事裁判所、スーダン大統領の逮捕状請求へ 報復恐れ緊張高まる
    2008.7.12 20:03

     【ロンドン=木村正人】スーダンのダルフール紛争をめぐり、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)の主任検察官が14日にも「人道に対する罪」などで、スーダンのバシル大統領の逮捕状を請求する見通しが強まっている。

     これを受けて国連は、同国に展開する国連とアフリカ連合(AU)の合同平和維持部隊(UNAMID)の要員らに対する妨害が強まるのを警戒している。

     ICCは2005年の国連安保理決議に基づき、すでにバシル政権の閣僚と民兵組織指導者の2人を起訴している。

    ???????????
    スーダンのバシル大統領

     同大統領が逮捕を逃れても、身柄がないまま起訴、公判の手続きが進められる見通しだ。スーダンのアブダルハレーム国連大使は11日、「ダルフールとスーダンの安定と安全を損ねる動き」と反発。中国の王光亜国連大使も、「大統領に逮捕状が出れば、これまでの努力がぶち壊しだ」とICCを牽制(けんせい)した。

     blog it


    何がまずいって、これが政権内のパワーバランスを崩しかねないと
    なんとなく思えるから。詳しくはわからんけど。直感的に。

    clipped from www.news.janjan.jp

    スーダン:南北和平取り決めに亀裂

    スーダン南部で20年に亘り続いた内戦を逃れ国内避難民となっていた数千の人々は、2005年の包括和平合意によりアビエイ地域へ戻った。しかし、5月半ば同地の争いは手に負えない状態となり北部/南部軍戦闘が再び始まった。
    【ジュバIPS=スカイ・ウィーラー、6月23日】

     スーダン南部で20年に亘り続いた内戦を逃れ国内避難民となっていた数千の人々は、2005年の包括和平合意によりアビエイ地域へ戻った。しかし、5月半ば同地の争いは手に負えない状態となり北部/南部軍戦闘が再び始まった。国連は、この戦闘で、現在暫定的に南北の境界線と定められているキイル川を渡り約5万の人々が南へ逃れていると予測している。
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    ジュバIPSのスカイ・ウィーラーより、緊張高まるスーダン・アビエイ地区紛争について報告したIPS記事。(IPS Japan武原真一)

     アビエイ地域は、スーダンの原油の多くを産すると同時に貴重な牧草地帯を有する。同地域の市民は2011年に北あるいは南へ所属するかの選択を行うことになっており、2005年には国際専門家が境界線提案を行った。しかし、スーダンのバシール大統領はこれを認めようとしなかった。それ以来、同地域では政治の空白が続き、石油収入の分配も行われていない。南部当局は、アビエイだけで過去3年間10億ドルの支払いが全く行われていないと語っている。

     南北の緊張と相互不信は、2005年の包括和平合意後も続いた。両者は、主要合意項目を守っていないと互いに相手を責め、南部閣僚は10月に、南部からの政府部隊撤退および石油収入の分配透明化の約束不履行、またアビエイの最終取扱いを不満として連合政府を脱退。それ以来、南部軍と北部民兵の間で衝突が続いており、南部のキイル大統領がこれをハルツーム政府の扇動としたことから、関係は更に悪化している。

     南アフリカのアナリスト、ジョン・アッシュウォース氏は、「ハルツームの国民議会党(NCP)が調印した和平合意も、実施が証明されなければ何の意味もない」と語っている。
     blog it


    と、よくよく調べてみると和平合意で安定したはずの、
    スーダン南北の争いが再燃しそうな雰囲気満々。
    このまま大統領の件が、変な方向に進めば和平合意も反故になってしまいそう。

    以下外務省報道官談話より

    clipped from 209.85.175.104

    スーダンにおける南北包括和平合意(CPA)アビエ議定書履行の行程表に関する合意について

    平成20年6月11日
    1. 我が国は、スーダンにおける南北包括和平合意(CPA)の中で、最も困難かつ重大な懸案事項であったアビエ議定書の履行に係る行程表(ロードマップ)が、北部国民会議党(NCP)、南部スーダン人民解放運動(SPLM)両政党により合意され、8日、これを承認する大統領令がバシール大統領により署名されたことを歓迎する。

    2. 我が国は、CPAの両当事者が、自らのイニシアティブによりアビエ問題の解決に取組み、ねばり強い対話の結果、かかる合意に到達したことを高く評価する。両当事者が、本件行程表における諸事項を着実に履行し、アビエ地域に平和と安定をもたらすことを引き続き強く期待する。

    3. 我が国は、アビエ議定書を含むCPAの履行促進を含め、スーダンにおける平和の定着を今後とも積極的に支援していく。


    【参考】南北包括和平合意(CPA)及びアビエ議定書

    (1)CPAは、20数年に及び、400万人を超える国内避難民が発生した南北スーダン内戦を終結させた和平合意。主な内容としては、1)自治権を有する南部スーダン政府の成立、2)南部スーダンの帰属を問う住民投票の実施(2011年実施予定)、3)南部の宗教的自由(イスラム法の不適用)、4)南部スーダンで産出される石油収入の南北原則均等配分などがある。

    (2)スーダン中央部に位置するアビエ地域は、南北内戦時の激戦地の一つであり、また豊富な石油資源を埋蔵していること等から、南北双方が領有権を主張しており、帰属が決定していない。

    (3)アビエ議定書は、CPAの一部をなし、行政機構の設立、住民投票による帰属問題の自決等の同地域に係る問題の解決に向けた重要事項について規定されているが、同議定書の履行についてはこれまで進展が見られなかった。

    (4)アビエに関する今次合意には、南北両軍からなる合同統合部隊の展開による南北両軍の同地域からの再展開、国内避難民促進のための措置などが含まれている。

     blog it


    ちなみに以下にあるように。
    南部スーダンには、和平合意後、難民として国を離れていたスーダンの人々が
    周辺各国の難民居住区から、スーダンへと帰還をはじめている。

    オグリが一時滞在したウガンダ北部モヨ(ADEOが医療プロジェクト実施)も、
    その難民居住区のひとつ。帰還に立ち会った研修生もいる。

    clipped from mainichi.jp

    スーダン難民:故郷へすがる子どもの瞳…20日、難民の日

     「ここが私の生まれた場所だから。もうどこにも逃げない」。アフリカ北東部のスーダン。約20年間の南北内戦が終結し、壊滅的な被害を受けた南部を中心に国外に逃れた難民や国内避難民の帰還が進んでいる。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などは周辺国の難民キャンプを順次閉鎖し、国際社会の支援は今後、長期的な経済支援に切り替わる。だが、すべてが破壊されたこの国の未来は、約束されたものではない。20日は「世界難民の日」。

     約150キロ離れた隣国ウガンダから帰還民を乗せた2台の大型バスが、砂ぼこりを上げて入ってきた。まる2日間の旅路。人々に疲労の色は隠せなかったが、窓枠を握り締めて見つめる大きな瞳は懐かしい景色をじっととらえていた。

    ???????????????????……=????????????????????2008?6?4???????
    母国に到着した子どもの瞳に写った風景は……=スーダン南部ジュバのウエーステーションで2008年6月4日、西村剛撮影

     国連の統計によると、国連の支援でこれまでに約28万人の難民が帰還。国内避難民も含めると210万人以上になる。一方、水道、病院、学校など生活基盤は不十分で、スーダンは、多くの課題を抱えながら復興への第一歩を踏み出す。【隅俊之】

    ◇スーダン


     エジプト・英国の支配から1956年に独立。北部のアラブ人中心の中央政府と、南部のアフリカ系黒人との間で緊張状態が続き、83年に南北内戦がぼっ発。約50万人の難民と450万人以上の国内避難民を生んだ。西部のダルフール地方でも03年に紛争が激化。20万人以上が死亡、新たに約220万人の難民・国内避難民が発生したとされる。南北内戦では05年に包括的和平合意が成立。暫定の南部スーダン政府が樹立され、11年には南部独立の是非を問う国民投票が予定されている。日本政府はスーダンへのPKO派遣を検討している。

     blog it


    気になる。

    映画【ツォツィ】をみて、考えが脱糞もとい脱線

    ツォツィを見た。



    プレミア版のDVDの付録のDVDを見ないと、すんなり行かない感じ。
    劇場で見たら、きっと何か物足りないと思うだろうと。
    いい映画と思います。
    「ストレートに語り過ぎない」のバランスがいいんだと。
    ただそれはラストシーンに至るところで、どう作用したか。
    うーん、映画作る人の苦悩がわかる。

    下はすげーかっこいいと思った挿入歌。Zolaっていう南アのアーティスト。いけてる。


    そこで前回の投稿に続いて、ツォツィの舞台となった南アフリカについて。
    ジンバブエ問題でキーになるのか、南アのムベキ大統領。
    でも良く知らないので調べてみたら、もう退任間際。


    clipped from sankei.jp.msn.com
    ズマ氏、南アフリカのANC議長に
    2007.12.19 08:44

     【ロンドン=木村正人】南アフリカの与党、アフリカ民族会議(ANC)の議長(党首)選が18日、58年ぶりに行われ、前副大統領のANC副議長ズマ氏(65)が現職のムベキ大統領(65)を破って当選した。武器不正取引疑惑を抱えるズマ氏だが、これで2009年の大統領就任が有力になった。ムベキ大統領の経済優先政策が変更される恐れを指摘する声が広がり、党内にも深刻な亀裂が残った。

     18?????????????????????????????????????????????(??)
     18日、南アフリカ北東部ポロクワネで実施された与党・アフリカ民族会議の議長選で、勝利したズマ氏(共同)

     英BBC放送などによると、投票は16日に予定されていたが、手続きをめぐり紛糾、2日延期された。18日朝から、各地方の代表約4000人が秘密投票を行い、60%以上の票を集めたズマ氏が予想通り勝利を収めた。

     憲法により2期10年を迎える09年に退任するムベキ大統領は大会初日の16日、3時間に及ぶ演説で「道徳的な指導者を」と強調。05年にエイズ女性患者レイプ疑惑(無罪)や汚職疑惑で副大統領だったズマ氏を解任しことを念頭に置いての批判だった。今後、別の武器不正取引疑惑でズマ氏が起訴され、大統領就任の宣誓式前に収監される恐れも十分にある。

     こうした疑惑にもかかわらずズマ氏が勝利した背景には、「ソ連仕込みの民主集中制」と揶揄(やゆ)されるムベキ大統領の閉鎖的な政治手法、経済優先で黒人貧困層への対策が置き去りにされたことに対する根強い不満があった。

     ズマ氏はかつてANC軍事組織に所属、反アパルトヘイト(人種隔離)の武力闘争に参加し10年間投獄された。世俗的で近づきやすいカリスマ性を持つズマ氏は典型的な大
    衆政治家で、故郷の村を訪れる時はヒョウ皮の民族衣装をまとい、米国ではビジネスマンと握手する臨機応変のパフォーマンスで人気を集めた。

     南ア最大の黒人系労働団体、南ア労働組合会議や南ア共産党の支持を受けるズマ氏が大統領になれば、経済優先から福祉優先に政策が大きく変更されるとの懸念が広がるが、ズマ氏陣営は、現行の経済政策は変更しないと主張している。

     議長候補を一本化できず党内に深刻な対立を残したことについて、1984年にノーベル平和賞を受賞したツツ元主教は「両氏とも候補者にふさわしくなかった」と批判している。

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    両者ともふさわしくない、と。なるほど
    これについてはこんな記事も。

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    ズマ新党首誕生に市場は冷静な反応 (南アフリカ共和国) 2007年12月21日

    ズマ前副大統領が与党アフリカ民族会議(ANC)の新党首に選出されたことを受け、12月20日の各紙は、ムベキ大統領らが早期退陣について検討すると報道している。党首選で敗れたムベキ大統領の任期は2009年半ばに実施される国会選挙までとなっているが、ムベキ政権のレームダック化が危惧されている。しかし、株式市場などではこれまでのところ大きな動きはみられない。
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    ※レームダック:レームダック(lame duck、足の不自由なアヒル)とは、役立たずの政治家を指す政治用語。選挙後まだ任期の残っている落選議員や大統領を揶揄的に指すのに用いられる。転じて、米国では「役立たず」などと特定の人物を揶揄する慣用表現としても用いられている。(wikipediaより)

    余談だけど、こんな記事も。

    clipped from sankei.jp.msn.com
    南アフリカ与党の党首、5人目の妻と結婚の可能性
    2008.2.18 15:03

     [ヨハネスブルク 17日 ロイター] 南アフリカの与党、アフリカ民族会議(ANC)のジェイコブ・ズマ議長(党首)が、5人目の妻と結婚する可能性がある。サンデー・タイムズが報じた。65歳の同議長は1月、33歳になる4人目の妻と結婚したばかり。

     同紙によると、同議長は2人の女性に対して「婚資」をすでに払っており、近く1人と結婚する見通し。ズマ氏には合計18人の子どもがいると考えられている。

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    話を元に戻し、以下を見るとだいたいムベキとズマの方針の違いがわかる。

    2010年サッカーW杯南アフリカ大会に開催の危機?

    6月13日14時7分配信 ダイヤモンド・オンライン


    南アフリカ共和国の次期大統領選挙の結果によっては、2010年のサッカーワールドカップ(W杯)の開催が危ぶまれる可能性がある。サッカーファンには聞き捨てならない話だろう。しかし、それは単なる杞憂ではない。

     原因は次期大統領選挙を巡る混迷にある。

     経済成長を実現したムベキ現大統領は国際社会から評価を得ているが、自国民からの受けは最悪だ。成長を重視するあまり、黒人の貧困層への対策がおろそかになり格差が拡大したとされているのだ。

     このムベキ大統領は2009年、2期10年の任期を満了する。そして次期大統領の最右翼とされているのがズマ氏だ。

     ズマ氏はムベキ大統領と違い、国民から大人気だ。経済学者でもあるムベキ大統領がインテリのイメージであるのに対し、ズマ氏は具体的な政策はないが、リップサービスが得意な大衆政治家だ。国民に格差是正を約束し、カリスマ性もある。

     このままでは経済が失速し、現状でも停電が頻発している貧弱なインフラの整備はさらに遅れるかもしれない。また、南アフリカには非常に危険な地域があり決して治安はよくない。しかも今年初めには、警察組織のトップである警察長官が犯罪組織から賄賂を受け取った疑惑で更迭されるなど取締り体制も心もとない。
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    ここにあるズマ氏の方向性と、5月くらいから始まった「南アでの外国人排斥」の流れとだぶらせて見てしまう。


    clipped from www.afpbb.com

    与党ANCを揺さぶる、南アの移民襲撃

  • 2008年05月29日 23:39 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ
  • 【5月29日 AFP】発生から2週間に及んでいる南アフリカでの移民に対する暴力や襲撃は、変化を求め世論のいらだちが高まる一方で、「神聖な統治権」を自負する与党アフリカ民族会議(African National CongressANC)との隔たりが広がっている情勢を浮き彫りにした。

     民主化以降、実質一党体制にある南アフリカでは、2009年に行われる総選挙でも与党ANCが敗北する気配はほとんどないが、これまでに56人が死亡した暴動の中で表面化したのは、ANCの支持基盤である都市部の黒人貧困層の真の怒りだ。

    「ANCはアパルトヘイトからの解放という『神話』に浸かったまま、自己満足に陥っている。そこから脱却しなければならない」と、シンクタンク「South African Institute for Race Relations(南ア人種関係研究所)」のFrans Cronje副ディレクターは厳しく語る。「有権者は結果をほしがっている。来年の選挙後に就任するANCの次の指導部は、政策を結果に結びつける必要がある。次の5年間、彼らは安穏としていられないだろう」

     移民に対する襲撃が発生するまでには、その下地となる数多くの理由が横たわっていた。食糧価格の高騰やインフレといった経済問題、移民、治安、住宅といった主要分野における政策失敗などだ。

     襲撃対象の多くはジンバブエからの移民たちだが、ジンバブエ経済の崩壊に非のあるロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領に対して圧力をかけることができなかったとして、南ア世論の非難は自国のターボ・ムベキ(Thabo Mbeki)大統領にも向けられた。

     信用のおける野党と民主主義の伝統の双方の不在から、国民のフラストレーションは投票行動よりも暴力を通じた発散に転じている、とプレトリア大学(University of Pretoria)国際政治学研究センターのアナリスト、Donrich Jordaan氏は指摘する。
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    背景には国内の失業問題。特に若者の。
    これはケニアの大統領選挙後の混乱にも通じる。

    1.煽動(陰謀的な要素があるのでは)。
    2.放出のタイミングを待つぐらいに溜まっている若者失業者の不満。

    1+2=大規模な混乱と暴動。負のスパイラル。
    以下報道映像より。




    「ヘイトクライム」
    「スケープゴート」
    「閉塞感」
    「経済成長」

    こんなイメージです。

    2008年7月10日木曜日

    ジンバブエ。UNかAUか。中国の存在

    ジンバブエの大統領選挙後の混乱。
    以下BBC日本語訳(アデジャパ合宿で使用)



    国連安保理で決選投票前の決議。

    clipped from jp.reuters.com

    ジンバブエ大統領選で公正な決選投票は不可能=国連安保理議長声明

    2008年 06月 24日 13:24 JST

     [国連 23日 ロイター] 国連安全保障理事会は23日、暴力や野党への規制により、ジンバブエで自由かつ公正な大統領選決選投票を行うのは不可能だとする議長声明を採択した。

     安保理がジンバブエについて正式な行動をとるのはこれが初めて。この非拘束の声明は全会一致で採択された。これは、議長声明が、ジンバブエの危機についてこれまで安保理が協議することに反対してきた南アフリカや中国、ロシアの支持を得ていることを意味する。

     声明は「暴力や野党への規制によって、6月27日に自由で公正な選挙を行うことが不可能になったのは遺憾だ」とした。

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    G8ではこんな声明が。
    制裁の可能性を匂わせる内容とのこと。


    ジンバブエ政権「正当性認めぬ」 G8特別声明へ(07/04 07:24)

     不公正な大統領選挙が問題視されているジンバブエのムガベ政権に対し、主要八カ国(G8)が北海道洞爺湖サミットで「正当性を認めない」とする特別声明を出すことが三日、固まった。制裁措置の必要性にも言及する方向で、ムガベ政権の野党弾圧や人権問題の改善を強く促す。


     ジンバブエ大統領選は、ムガベ政権による弾圧を理由に野党候補が撤退するなど混乱。六月のG8外相会合は同政権に対し、野党への組織的な暴力、妨害、脅迫を「憂慮」し、平和的な解決を求める共同声明を発表した。


     しかし同政権は大統領選挙を強行し、唯一の候補者だった現職のムガベ大統領が勝利宣言したことで、主要各国政府は首脳レベルの意思表明と制裁措置が必要と判断した。

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    日本のNGOからも以下のような声明が。
    メディアでの情報より深層の情報あり。
    ジンバブエの独立は1980年。ゲリラのリーダーだった現大統領のムガベが、ローデシア内戦を経てイギリスからの独立を果たす。(wikipedia: ジンバブエ


    Read this document on Scribd: Zimbabwe statement jp en final-1


    ちなみにジンバブエ政府の反応。

    clipped from www.asahi.com

    ジンバブエ、G8声明を非難 「人種差別的」

    2008年7月9日23時46分


     【カイロ=井上道夫】AFP通信によると、ジンバブエ政府は8日、洞爺湖サミットでG8がムガベ大統領再選の正当性を認めない内容を盛り込んだ特別声明を出したことについて、「人種差別的であり、アフリカの指導者に対する侮辱だ」と非難した。


     同国のマトンガ副情報広報相は「彼ら(G8)は、アフリカ連合や南アフリカのムベキ大統領の(仲介)努力を台無しにすることを望んでいる。彼らは人種差別主義者で、白人だけが物事をよく考えられると思っているからだ」と述べ、「ムガベ大統領は正当な大統領であり、圧力によって覆ることはない」と訴えた。

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    ムガベの主張は常に「反・白人至上主義」がまず最初にあったりする。
    clipped from www.news.janjan.jp
    ジンバブエ:大統領、予算120万ドルの豪華誕生パーティーを計画
    【ヨハネスブルグIPS=モイガ・ヌデゥル、2月14日】

     2月24日ジンバブエのグエル市で、ムガベ大統領(83)の誕生祝賀パーティーが催される。与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)青年部が運営する「21世紀2月運動」(大統領の誕生祝賀を目的に1986年に設立された)は、既に120万ドルの予算を確保したと言われる。

     しかし、ムガベ大統領は、同国の窮状は同大統領の農地政策に反対する英国、米国を始めとする西側諸国が制裁措置を行っているためと反論している。(ムガベ政権は、野党の攻勢に曝された2000年の選挙直前に、白人地主4,500人の土地を没収し黒人小作に分配する政策をとった。)国民生活の窮状をよそに1,200万ドルの大統領誕生祝賀会を予定するムガベ政権について報告する。(原文へ
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    んで、「米をはじめとした西欧諸国主導の制裁への流れ」がこんな感じ。
    中・ロは慎重。

    米がジンバブエ制裁決議案 安保理、中ロは難色(07/04 09:50)

     【ニューヨーク3日共同】米国は3日、国連安全保障理事会の各理事国に対し、ムガベ大統領派による野党弾圧に国際的な批判が高まっているジンバブエの人権侵害を強く非難し、国連憲章第7章に基づく制裁を目指す決議案を提出した。


     大統領ら政権幹部の国外資産凍結などを含む厳しい内容で、米国は来週にも採択に持ち込みたい意向。しかし常任理事国のロシア、中国が制裁には難色を示しており、協議は難航が予想される。


     決議案は6ページ。大統領選強行に「深刻な懸念」を示し、大統領派による暴力行為などを強く非難。ジンバブエ政府に暴力行為の即時停止、野党との政治的対話の開始などを求めた。従わない場合には武器禁輸や、政権幹部の国外渡航禁止、資産凍結などの制裁措置を即時発動するとしている。渡航禁止などの対象にはムガベ大統領ら12人の名前を挙げた。

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    中国とアメリカの立場の違い。
    つまるところ、アフリカ連合(AU)の位置づけと関係性。

    clipped from www.afpbb.com

    ライス米国務長官、中国首脳陣との会談で人権問題に言及

    【6月30日 AFP】中国を訪問中のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官は30日、北京(Beijing)で行われた胡錦涛(Hu Jintao)国家主席、温家宝(Wen Jiabao)首相ら政府首脳陣との会談の中で、国際外交上微妙な問題となっている中国の人権状況について中国側に圧力をかけた。

     また、ジンバブエの政治的混乱に対する各国間の反応の差についても触れられ、中国側がアフリカ諸国を中心とした解決方法を期待しているのと対照的に、ライス長官は国連(UN)安全保障理事会が役割を担うべきだと主張した。
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    clipped from www.nikkei.co.jp

    中国、ジンバブエ制裁に慎重姿勢


    【北京=佐藤賢】中国外務省の劉建超報道局長は1日の記者会見で、米国がジンバブエに対する制裁決議案を国連安全保障理事会に提示する方針を示したことについて「冷静さを保ち、対話による平和的な手段で解決するよう望む」と述べ、制裁に慎重な姿勢を強調した。「アフリカ連合(AU)と南部アフリカ開発共同体(SADC)による仲裁を支持する。安保理はAUなどの意見を十分に聞くべきだ」と述べた。(00:03)

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    んでアフリカ諸国の反応はというと。
    当初から沈黙を続けた南アのムベキ大統領がキーか。

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    ジンバブエ:大連立成立の見通しは暗い

    大統領選挙で、野党のツァンギライ議長は、ムガベ大統領を破った。ただし、過半数を取ることができなかったため、決選投票に持ち込まれた。ムガベ大統領が当選した決選投票は無効である、として西側諸国の非難が続いている。
    【ワシントンIPS=アリソン・ラファエル、7月1日】

     6月27日に行われたジンバブエ大統領選の決選投票は無効であるとして西側諸国は非難しているが、アフリカ各国首脳の間からはムガベ大統領を非難する声は必ずしも強まっていない。

     アフリカ連合(AU)の選挙監視団は、決選投票はAUの民主的な基準に達していないと批判した。南アフリカのネルソン・マンデラ氏も、選挙は不当なものであり、ムガベ政権は人権を守るべきだと訴えている。

     他方、多くのアフリカ諸国首脳は、ムガベ政権を直接非難せず、与野党間での対話を呼びかけている。

     南アフリカのムベキ大統領もそのひとりだ。ムベキ氏はこれまでジンバブエ問題について沈黙を保ってきたが、方針を転換した。その背景は、ジンバブエ情勢の不安定化によって、約300万人の貧民らが大挙して国境を接する南アフリカに流入したことにある。このため、南ア国内では、外国人排斥の運動が活発化し始めている。
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    最後に

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    ルポ:ジンバブエ、避難民20万人 暴力の嵐、帰れない

     国際社会の非難の中、ムガベ大統領が野党不在のまま大統領選決選投票(先月27日)を強行したアフリカ南部ジンバブエでは、大統領派が野党支持者への暴力をエスカレートさせている。故郷を追われた避難民は20万人とも言われる。欧米日の主要メディアに先駆けて現地で実情を見た。【ハラレ高尾具成】

     ◇死を待つか、国が崩れるのを待つだけだ

     ●大使館に列

     決選投票直前にも南アフリカ大使館に約300人の避難民が逃げ込んだ。避難民は教会やドイツ大使館などを転々とした後、南ア大使館にたどり着いた。

     野党によると、大統領派の弾圧で約90人が殺され、20万人が国内で避難したという。

     ある男性は「武装した退役軍人らが大手を振って監視や暴力を続けている」と話す。

     ●隣近所、敵に

     証言した避難民は「希望」という名の農場から逃れてきた。ムガベ大統領が、白人農場主から強制収用し、黒人住民に分け与えた場所だ。農場内には与野党支持者が混在していた。「政府から土地を受け取ったのになぜ大統領に投票しないのか」。退役軍人が野党支持者を脅迫し始めた。暴力はエスカレートし、「首を切られた人も複数いた」と避難民の一人は証言する。

     ◇「植民地支配が悪い」--大統領支持者

     一方、大統領支持者は大統領を「偉人」とたたえ、制裁を議論する欧米諸国に対し、「すべての問題は植民地支配から始まった」と逆に非難している。

     首都ハラレの北西130キロにある大統領派の拠点、チノイで与党の警備指揮官をつとめるエスロムさん(59)が取材に応じた。エスロムさんはムガベ大統領らと独立闘争を戦った退役軍人の一人。中国で軍事訓練を受け、周辺諸国で白人政権打倒を呼びかけた。今は225ヘクタールの農場を持つ。今年はトウモロコシや大豆が豊作だ。農地は「仲間の命を失って」手に入れたものだ。

     エスロムさんは「ムガベ大統領はキューバのカストロ前議長と並び称される偉人。彼の功績がなければ、ジンバブエはここまでにならなかった」と大統領を手放しで称賛する。

     そして、「今、ジンバブエの抱える問題は、すべて植民地支配から始まっている」とし、「独立当初に旧宗主国・英国などが、白人農場主から土地を買い戻すための資金援助を約束したのに凍結されたままで、逆に経済制裁を科している」と欧米の姿勢を批判した。

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    「中国で軍人訓練を受けた」そうだ。
    このときから関係があるのであれば、それは強い紐帯があってもおかしくない。


    参考:▼国際NGO連合組織、ムガベ政権の人権蹂躙の実態を訴える(06/24)

    中国、ジンバブエ各派の対話に期待

    ◆7月14日に以下を追加

    clipped from www.afpbb.com

    元スーダン少年兵のラップ歌手ジャル、ムガベ大統領に物申せない「アフリカの文化」を語る

  • 2008年07月01日 09:52 発信地:ロンドン/英国
  • 【7月1日 AFP】ロンドン(London)でのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)南アフリカ前大統領90歳の誕生日記念コンサートに出演したスーダン人ラップ歌手、エマニュエル・ジャル(Emmanuel Jal)さん(28)は27日、アフリカ各国の指導者は「アフリカの文化的価値観」が邪魔をしてジンバブエのムガベ政権をいさめられずにいると語った。

     元少年兵で国際的ヒップホップ・スターのジャルさんは、AFPに対し、ムガベ大統領は84歳という年齢に加えて大統領の在任期間がアフリカのどの指導者よりも長いこともあり、指導者たちはおしなべて彼に対しては控えめな態度をとると語った。

    「難しいよ。ムガベは英雄扱いされているんだから。国を独立に導いたし、20年以上国を率いてきたし、ほかのアフリカ諸国の指導者の多くも助けてきた。南アフリカの反アパルトヘイト闘争も、アンゴラも。尊敬を勝ち取ったんだ。『恩をあだで返す』ということわざがあるだろ。だからいくらムガベが間違っていても、ほかの指導者たちは何も言うことができない」

     ジャルさんは、生まれ故郷の南スーダンでスーダン人民解放軍(Sudan People’s Liberation ArmySPLA)の少年兵だったという過去がある。同軍には、少年兵が150人程度いた。彼は10代初めのときに英国人の援助ワーカーでSPLAの司令官の妻でもあったエマ・マキューン(Emma McCune)さんに救い出され、隣国ケニアに脱出。その後音楽の世界に進む。

     さらに、前年末の選挙後に暴力が吹き荒れたケニアの場合のように、第三者的な国際機関が介入して解決策を見いだすべきだと強調した。「ムガベはもともと軍人だ。追い詰められて糾弾されてばかりでは、殺りくを行うようになるだろう」

     マンデラ氏は、ロンドンで開催された誕生日を祝う夕食会で、「(南アの)隣国ジンバブエの指導者らによる悲劇的な失敗」を非難した。これについては、「マンデラは年長者の1人だから、そういう発言をする権利がある。そしてムガベは、(自分よりも年長である)マンデラの話に耳を傾ける必要がある」と語った。
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